11月にヘアドネーションしてきました。これで3回目のヘアドネーションですが、4回目どうするか悩んでいるところです。なにしろ1回ヘアドネーションするのに約3年はかかるから……。今回はヘアドネーションのお話です。
ヘアドネーションとは?
初めて耳にする(目にする)方もいるかもしれないので簡単に説明すると、ヘアドネーションは髪の毛を寄付するボランティアです。髪の毛を必要としている方のために寄付して、ウィッグを作って使ってもらいます。
人毛のウィッグって高いらしいです。部分的なウィッグでも人毛だと数万円するらしいですね。医療用ウィッグだと安くて5万円前後だそうです。5万円なら安いのでは?と思うかもしれないけど病気の治療をしている方は5万円でも高いと思う。
そこでヘアドネーションで髪の毛を集めて医療用ウィッグを作って無償で使ってもらうシステムが誕生したわけです。ところでなんで人毛なわけ?ナイロンとかでよくない?と思う方もいるかもしれません。
ナイロンだと確かに安いしそれでもいいと思う。でもナイロンのウィッグって見るからにかつらってわかりませんか?それにおしゃれしたいなと思ってもパーマもだめだし染められませんよね。
そこで人毛なのです。人毛ならパーマもできるし毛染めもできます。病気でもおしゃれを楽しめると気分も上がっていいと思いませんか?でも高い!そんな方に使ってもらおうとドネーションするわけですね。
私がヘアドネーションする理由
非常に簡単ですが、伸びてきて要らなくなったから欲しい方にあげるのです。究極に簡単に説明すると「捨てるなら欲しい人に使ってもらう」だけです。言い方が悪いかもしれないけど究極はそれですよね。
もちろん伸ばすのにかなりの時間がかかります。これまで娘が1回私が2回ヘアドネーションしています。娘は4年間頑張って伸ばしてドネーションしました。私も前回までに4年で今回は3年伸ばしてドネーションしています。
なぜ伸ばさなければならないのかというと、それはヘアドネーションできる長さが決まっているからですね。短くて31cm以上必要でロング用なら51cm以上必要です。私は前回51cm今回は31cm以上でドネーションしました。
娘は31cmでドネーションしています。以前は31cmより51cm以上が必要とされていたらしいですが、最近は31cmを求める声が多くなったそうです。なので今回は31cmドネーションしています。
もう一つの理由は友人を失ったから
私が高知県に来たとき、誰も知り合いがいませんでした。そんなときに親切にしてくれたのが義理の父の会社の事務員さんです。その方は私より一回りくらい上の方でしたが、すごくきさくな方で非常によくしてくれました。
その方がガンを発症したのが一昨年です。彼女はスキルス胃がんを発症して闘病生活をしていました。私が心配するからと内緒にして治療をしていましたが、多分余命がないと思ったのか、挨拶周りを始めていたころ私も知りました。
久しぶりに会った彼女は痩せていて、そのときに「抗がん剤で髪の毛が抜けてね~」と明るくいっていたのです。彼女は別にかつらを必要とはしていませんでしたが、女性にとって髪の毛が抜けるのは非常に嫌な出来事だったと思います。
よく考えたらガンを発症するのは大人だけではありません。小さな子供さんも小児がんや白血病を発症すれば、抗がん剤を使って治療するでしょう。そんな子供たちに医療用ウィッグをプレゼントできればいいかなと思ったわけです。
ヘアドネーションはどうやってするのか
ヘアドネーションをするには自分で髪の毛を切って送っても大丈夫だけど、美容院でゴムでしっかり縛ってもらって切ってもらった方がいいかなと思います。でも気を付けてください。どこの美容院でもできるわけではありません。
ヘアドネーションができる美容院はカットする長さや位置をわかっていて、31cmといったらそれ以上カットしてくれます。カットした髪の毛を郵送もしてくれるので、カットしてもらってそのままお願いすればいいだけです。
もちろんヘアドネーションしていない美容院でも33cmくらいでカットしてもらえば問題ありません。ただし郵送は自分でしなければならないので、面倒な方はヘアドネーションできる美容院を探してください。
自分で団体へ送るには?
美容院でカットしてもらって自分で郵送するのも意外と簡単です。まずはカットした髪の毛の束を送りたい団体へ送るだけです。団体はひとつではありません。また、団体によっては利用目的が違うケースがあります。
なので医療用ウィッグを作っている団体へと送ってください。中には美容系のウィッグとして集めている団体や、おじさま用のかつらを作っている団体もあるので注意です。私がいいなと思っている団体は以下の通りです。
ヘアドネーションの送り先
私がいいなと思っている団体を2つ紹介します。もちろんほかにも団体はありますが、送ったことがある団体は以下の2つの団体です。
①NPO法人HERO
つい最近送ったのがこちらです。こちらの団体は小児がんやなんらかの理由で髪の毛を失った子供たち(18歳以下)に無償で提供するウィッグを作っています。
NPO法人というだけでも安心してしまいますが、子供たちのためになるのが私の心に響きました。郵送先は以下の通りです。
NPO法人HEROへの郵送先 |
〒981-003 宮城県仙台市泉区南光台2丁目13-1 NPO法人HERO ヘアドネーションプロジェクト係 |
②女子高生ヘアドネーション同好会
女子高生が中心にヘアドネーションを必要としている方のために活動しています。ぐんま国際アカデミーの生徒さんが始めた事業?です。
でも今では群馬県の女子高生が所属している女子高生の団体になっています。やっぱり病気で困っている方のためにウィッグを提供しているそうです。
ここはテレビでも取り上げられているので、別のことに髪の毛を使われるのでは?といった不安を感じにくいと思います。
女子高生ヘアドネーション同好会 |
〒373-0813 群馬県太田市内ケ島町1361-4 女子ヘアドネーション同好会 宛 |
もう一ついいなと思うところがあります。それが「つな髪」という団体です。この団体は15cm以上ならフルウィッグ作れるそうなので(ショート用かな?)ドネーションしたいけど3年は待てない方にいいかもしれませんね。
つな髪の送り先は以下の通りです。
つな髪 |
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3丁目3-45 マルイト西梅田ビル5F 株式会社グローウィング 宛 |
最後に紹介したつな髪については事前にお問い合わせフォームで連絡してから送った方がいいかもしれません。それか「ヘアドネーション」と記載して送るといいかなと思います。
一応サイトのURL貼っておきます。お問い合わせフォームは一番左下にあるのでご覧ください。