自閉症スペクトラム障害の診断はどこで受ける?

自閉症スペクトラム障害

今日は自閉症スペクトラム障害の診断をどこで受けるのか?どんな種類の病院で受ければ良いのか、についてを実体験を交えながらご紹介していきます。

もし今現在診断を受けたいと思っている方は、ぜひこの記事をお役立てくださると幸いです。

自閉症スペクトラム障害の診断は小児精神科→療育センターで

娘の場合ですが、保育園のときから発達障害もしくは知的障害があると思っていましたが、なかなか病院(小児科)ではそれを認めませんでした。多分私に対する配慮なのかな?と思ったものです。

しかし、実際にはもっと早い段階でわかっていれば、言語の発達を促したり私の親との同居も断れたはずです。なので、できれば母親のカンを信じて診断してくれた方がありがたいです。

うちの場合は小児科がダメで(何度も何十回も話しましたが)、保育園の年中さん(ていうのかな?)になっても発語が無いため、3歳児検診のときに小児精神科を紹介していただきました。

そこでまずは娘の様子をチェックし、医師とのお話をして次の受診のときに父親も一緒に行って、結果父親からの遺伝だということが判明し、療育センターを受診してくださいと渡りを付けていただきました。

療育センターは予約をして数か月後にようやく連絡が来て(かなり予約がいっぱいだったので)、春に紹介してもらって診断を受けたのが9月ころでした。

療育センターでさまざまなテストを行い、自閉症スペクトラム障害と重度の知的障害が判明したわけです。

自閉症スペクトラム障害の診断基準を知っておこう!

療育センターで受けたテストですが、積み木を目の前に出されて積み上げられるかどうか、色々な形の積み木を同じ形の枠に入れられるかどうか、などもチェックされましたが娘はできませんでした。

お名前を呼ばれたらどう反応するのかもテストされましたが、娘は我関せずという感じでした。ただフラフラと部屋の中を駆け回っていた感じですね。ただ私が「おいで」というとフラフラと近くに来て椅子にすわりました。

実際のテストでの判断基準は以下の通りです。

・複数の状況で社会的コミュニケーションや対人的相互反応における持続的欠陥がある
・行動・興味・活動の限定された反復的な様式が2つ以上ある
・感覚指摘に対する過敏または鈍感
・発達早期からコミュニケーションや対人的相互反応の持続的欠陥や行動・興味・活動の限定された反復的な様式が2つ以上続いている
・発達に応じた対人関係・学業・職業的な機能の障害がある
・以上の障害が知的障害・全般性発達遅延とは違う(説明ができない)

4番目の様式というのは、情動的であったり反復的な会話や運動、そして何かに対してのこだわりや固執、限定された執着などがあるかどうかについてです。娘の場合は紐に対する固執がありましたね。

これは今でも同じで、紐やヒラヒラしたものに異様な固執があります。実はこれだけではなく、自閉症スペクトラム障害は他にも様々な障害が重なっています。例えば言語障害、多動、注意欠如などがあげられます。

娘は多動や注意欠如もありますし言語障害もあります。だから小さい頃から手を放して歩けません。今もです。このように自閉症スペクトラム障害の判断基準とは別に、ADHAや知的障害そして言語障害の有無についても調べられます。

自閉症スペクトラム障害のレベルについて

これについてはよくわかりませんが、例えば言葉が話せてある程度の会話が成り立つ場合は軽度、会話はできるけど他人に興味が無いので会話は成り立たない場合も、程度によっては軽度と判断されることもあるかもしれません。

オウム返しができる程度の場合は中~重度の範囲が多いように感じます。ちなみにこの中にはただ言葉が遅れているだけで、後から話ができるようになる子もいるので、長期的に診断が必要になるみたいですね。

娘は言葉というか言いやすい単語は発せます。例えば「ママ」「好き」「いや」「いたたた」「うしろ」「おしり」などですね。これ以外はあまり言葉が出てきません。

できることは増えていても、人として生活していく上では危険なことが多いケースでは、重度とみなされることが多いように感じます。もちろん娘よりも全然軽く見えるお子さんでも重度と診断されることも……。

こればかりは実際に診断を受けてみないとわからないというわけですね。

自閉症スペクトラム障害だと診断された次の段階

自閉症スペクトラム障害だと診断されたら、次にやることは都道府県や市町村に届出て、障害認定の申請をすることでしょう。娘もすぐに障害者認定の申請をするよう言われました。

私は市役所の福祉課に行って申請を出すだけじゃなく、県庁にも行って申請しました。これは障害者用の駐車スペースを利用できるようにするためです。県庁は申請してすぐに利用できるようになります。

もらえるのは「あったか~」という緑色のプレートです。青は車いすが必要な方用のプレートです。私は実は叔母が車いすなので両方とも持っています。駐車場の障害者スペースが使えるのでとても助かっています。

というのも雨の日とか荷物が多いときは、娘の手を引いて車まで行かなくてはならないので、目の前に車が止められるのは非常に助かるのです。なので、市町村の役場と県庁にも必ず申請をしましょう。

今回はここまでご紹介しました。また別の機会のときに申請したらどんなメリットがあるのか、どんなサービスが受けられるのかについてご紹介します。

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