自宅・学校・デイサービスで違う子どもの態度

日常&娘の様子

どんな子どもでも、親が知らない顔を持っているものですよね。でも自閉ちゃんで知的障がいがある娘は違うと私は思っていました。ところが!私の知らない顔があったのです。今回はそんなお話をしたいと思います。

親が見ていない場所で違う娘の態度

ここでは、自宅以外で娘がどんなことをしているのかを、場所ごとにわかりやすく説明していこうと思います。

デイサービスでの娘の態度と行動

娘が利用している放課後等デイサービスは1か所です。これも悩んでいるところですが、自宅とは違ってデイサービスでは渡された課題などを行ったり、提供されたワークなどを行ったりしているようです。

課題は絵合わせ(保育園児みたいだけど)パズルなどを行っているみたいです。また、右手は緑色とか左手は黄色とかいうゲーム?名前度忘れしましたが、そんなゲームにも参加して楽しく過ごしているようです。

もちろん自宅では全く興味なさそうにするのですが……。それにトランプ遊びなどにも参加しているみたいです。ワークではビーズに紐通しをして飾りなどを作ってきてくれます

郵便局に一緒に行ったりポストに手紙を入れたり、洗濯ものをたたむのも手伝うと聞いたときにはたまげました。家では全然興味がないです!的な態度だからです。まぁ最近は悪い子になっているようですが……。

ソファーに座るのが好きな娘ですが、隣にお子さんが座って娘に寄りかかって眠っても、微動だにせず眠らせてあげているようですし、なんだかお姉さんみたいで誇らしいお話もありました。

学校での娘の態度と行動

手を動かす

学校では家ともデイサービスとも違います。特別支援学校では教育の日というのを設けていて、誰でも(身内なら)学校に行って授業の様子をチェックできます。そんなときにこっそり見に行くと、イヤーマフをしてじっと授業を受けています

たまに歩き回ることもあるので「あんた、授業中に歩いたらあかんがな」と思うのですが、それでも授業にはちゃんとに参加できていて、先生の質問にもしっかりと答えているのでかなり驚きました。

さらに学校では、朝登校するとすぐにトイレに行って、紙パンツを脱いで布パンツへと履き替えます。そして自らイヤーマフを付けて授業を待つのです。これにはかなりビックリです。そんなお姉さんだったん?!と思いました。

また、学校では普段家では食べないようなものでも、給食で出ればキレイに食べるようです。ほんまかいな?と思うけど、ほぼ毎日完食しているのでよほど美味しいのだろうと……。

家での娘の態度と行動

自宅では何もしません。家に戻ったらすぐにおやつをご所望します。おやつがないと冷蔵庫や棚を開けまくり、好みの食べられそうなものを見つけては「これ開けておくれ」といった感じ。

大好きなおもちゃを持ってひたすら遊んでいます。夕飯ができる頃にはキッチンと部屋を何往復もして、「今日は何かな?あ、これ好き!」とか「マジか!このババア!これ嫌やっていったろ!」みたいな感じです。

嫌なら絶対に食べないので、私は娘が食べられそうなものを再び作ります。アホ親丸出しだけど小さい頃から好き嫌いが激しいので、このくらいは慣れっこです。だから学校でも大変だろうなと思っていました。

でも学校では一番お姉さんな娘だったので、私はつい「こいつは裏の顔を持っておる」と思ってしまうのです。

これも別に普通のことだから心配ない

かなり驚きを感じたものですが、相談したときに「普通のお子さんだってそうでしょ?自閉症スペクトラム障害や重度知的障がいの子でも同じよ」といわれたので、これまたそうなんだ……。と納得せざるを得なかったです。

このお話を信じられない方もいるかもしれませんよね。でも子どもは子どもなりに、ここでは何をする場所、ここはこれをする場所といった感じで、自分なりに決めて行動をしているそうなのです。

なのでときどきでいいので、こそっと様子を見に行かれてみてはどうでしょうか。多分自宅とは違った一面を見られるので、ぜひデイサービスや学校の様子をたまにチェックしに行ってみてください。

ぜひお子さんの違った一面を見て感動してください。同時に、やればできるんじゃん!と愕然とするかもしれませんが、自宅で学校やデイと同じようにするのはやめて欲しいかなと思います。

自宅は素の状態でのんびりと過ごせる唯一の場所です。安らげる空間を与えてあげて欲しいです。そう書きつつ私も気を付けなくては!と改めて思うのでした。

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