小学生になると成長が早い子は生理が心配です。健常者なら自分で対処できると思うけれど、自閉症スペクトラム障害で重度の知的障害の子は、自分で対処できるかどうかが心配です。
この記事では、自閉症スペクトラム障害で知的障害のある女の子の生理の始まりと、自宅・学校・デイサービスでの対応について紹介します。
小学5年生の娘の予兆と生理スタート
早い子は3年生で生理が始まったと聞いていました。でも幸いなことに娘は4年生の段階では生理が来る感じはしませんでした。ただ予兆めいたものは何回かありました。
少しずつおりものが多くなってきたのが4年生の終わりころです。便以外はトイレでできていたので、普段は布パンツをはいて過ごしていましたが、少しずつ下着に変化があった気がします。
本格的にスタートしたのは5年生になってからです。初めの頃は生理かな?と思うような経血めいたものが下着や紙パンツに付着していましたが、すぐにそれも消えてしまう感じでした。
それが4月ごろの話で、そこから数か月後にはいきなりドバーっと経血が出るように……。最初のころは4日くらい続いたかな?と思ったらすぐになくなり、3日くらいしてまた始まるという感じ。
ひと月に3回もくることもありました。2か月~3か月ころにはそんなことも少なくなり、現在11月の段階では月の初めにピッタリくるようになり、だいたい1週間前後で終わります。安定してきましたね。
【自宅】生理が始まったときの対処
自宅では紙パンツを使用しています。もしくはパットを使用しています。大きいものの方が安心感があるのと、自宅ではできるだけ出費は抑えたいというのがあるので、パットや紙パンツを使います。
娘は経血が出るたびに気にして手で確かめるので、すぐに手を洗いにつれていきます。ところが頻繁にそれをするので、手の脂がなくなってしまいカサカサ状態になってしまいます。
なのでハンドクリームも欠かさず行わなくてはなりません。ある程度気になると、娘はすぐにパットや紙パンツを交換したがるので、不衛生にはなっていないかなと思います。
また、生理中はお風呂を嫌がる娘も素直に入ってくれます。やっぱり臭いが気になるものなので、こまめに対処はしているつもりです。
【学校】生理が始まったときの対処
学校ではパットを持たせてはいますが、生理用ナプキンを使用しているようです。なので毎回生理用ナプキンは持たせなければなりません。これが結構大変なのです。
というのも学校では本当に頻繁にナプキンの交換を行っているので、とにかくナプキンが異様に減るのです。1週間ほど生理があるのですが、ほぼ毎日ナプキン(大き目)を1袋持たせます。
1袋が500円近くするので、1週間で3500円程度かかっています。これには他のママたちも「使いすぎでは?」と同情してくれますが、確かに毎日20枚使うのはどうなの?とは思います。
でも学校では訓練もかねているので、それは仕方がないのかもしれないと諦めています。ちなみに学校は体操服も毎日持ち帰り、次の日には新しいものを持ってくるよう連絡がきます。
ありがたいけどそんなに暇じゃねぇ~!ってのが母としての本音です。
【デイサービス】生理が始まったときの対処
学校だけではなくデイサービスでもナプキンは使用しています。やはり同じように1袋持たせなければなりません。すぐに使用してしまうのでこちらも持たせるのが大変です。
娘の場合はデイサービスは2か所利用させていただいているので、ナプキンも学校の他に2か所分必要です。つまり毎日1袋ずつ持たせるとなると、1日に1500円必要になるというわけです。
かなりの出費です!もちろんデイサービスでも学校と同じように、自分でナプキンの交換をして下着に取り付ける訓練もかねているので、将来のことを考えたらかなりありがたいことだなと思います。
ただ、学校よりもデイサービスの方が利用時間が短いですから、学校のように1日20枚も使うことはありません。だいたい月に2袋ずつ持たせています。これだけでも費用がかかりますが仕方ないことなのです。
生理のために必要なもの一式
当然ですが生理用ナプキンは必須です。学校とデイサービスの分を用意する必要があります。また、それだけではなくサニタリーショーツも必要です。我が家にはサニタリーショーツが6枚くらいあります。
実はこれでは足らないので、もっと購入する必要があるのですが、サイズがなかなか無くて悩みどころです。というのも成長が早いので子供のサイズでは小さすぎてかわいそうなのです。
できればサイズがちょっとだけ大き目の方が良いかもですね。さらにナプキンやサニタリーショーツを入れておくための、小さいきんちゃく袋などがあると良いですね。
ということで、今回は自閉症スペクトラム障害で重度の知的障害がある、娘の生理のスタートのときの様子や、現在の生理のときの対処法などをご紹介しました。参考になると嬉しいです。