もしも私が死んだら娘はどうなるか考えてみた

日常&娘の様子

月末はどうしても仕事が立て込んでいて自分のサイトの更新が滞ります。さて、今回は久しぶりなので近い未来について、いつも私が考えて悩んでいることを話します。

もしも私が死んだら娘はどうなるのか?

私が42歳のときに娘は生まれました。とても嬉しかったです。私には長男がいますが事情があって離れて暮らしています。長男と娘は20歳年が離れていて、長男は妹の存在を全く知りません

結果的に娘は一人っ子として成長しました。そんな娘でしたが重度の知的障害を伴う自閉症スペクトラム障害で、言葉も発せられません

何度もいいますが、障がいがわかっても別になんとも思いませんでした。生後数日から障害があるのはわかっていたし、やっぱりという気持ちと、だからあれほど言ったのに。といった気持ちが強かったです。

大人しくかわいい娘はすくすくと成長していきました。今ではわがまま放題のあほ娘になってしまいましたが、私も娘と一緒に歳をとっていきます。そうなると次に気になるのが私が死んだあとの話です。

私が死んだら娘はどうなってしまうのだろう?これを考えたら不安で夜眠れなくなる気がする時もあるのです。学校では時折こうした不安を解消すべく、さまざまな講習会が行われています。

講師の方のお子さんも障害を抱えているようで、将来の不安を少しでも解消すべく学ばれているようでした。その方の話によるといくつか方法はあるけれど、最終的には施設で暮らすのが多いようです。

問題になるのがお金の話

20歳からは障害年金の申請を行ってお金の問題はある程度解決できるのですが、親が死んでしまったり認知症などになって管理が難しいと判断された場合が問題です。

本来なら親のお金も子供のお金も親が振り分けて管理しますが、認知症だと診断されたり親が死んでしまうと、別の方法でお金の管理がされることとなるのです。

たとえば兄弟がいるから親が死んだら兄弟に任せようと思っていても、実は兄弟が管理するのは難しいかもしれません。その理由が『成年後見人制度』があるからです。

成年後見人制度について

皆さんは成年後見人制度をご存知でしょうか?私も娘が小学校に入って初めてこの言葉を耳にしました。その講習を定期的に受けていますが、学べば学ぶほど理解に苦しみます

日本では障害を持つ子供がいる親が死んだ場合、国がお金を管理します。正確には国が指定した人に子供のお金の管理をさせます。兄弟がいても認められません

一度成年後見人制度が発動すると、何があってもその権利は親族には戻ってきません。裁判をしても戻ってこないらしいです。これには本当に驚きました。

別に問題がなければそれでもいいと思います。しかしこの成年後見人制度には穴がたくさん開いていて、闇が非常に深い制度でもあるのです。

必要最低限のお金しか出してくれない

よく耳にするのが「生きるために必要最低限のお金しか使ってくれない」といった話です。ボロボロの服でも「まだ着れる」といってお金を出してくれないと耳にしました。

おやつも「ご飯を食べているから必要ない」といって出してくれないとも聞きました。ではお金は何に使われるのか?それは管理している人の手数料としてほとんどが取られてしまうケースが多いのです。

もちろん全ての人がそんなことをするとはいいきれませんが、裁判をするほとんどのケースでは、お金を子供のために使わず着服してしまわれているため、権利を戻したくて裁判をするのだそうです。

そんな話を聞いて、私は震えあがりました。おやつってぜいたく品だったっけ?服もつぎはぎだらけでも別に構わないなんて本気で思ってるのか?自分の服はキレイなブランドものなのに?と思います。

こうした問題が非常に多いため、私は成年後見人制度で娘のお金を盗まれたくありません。だから信頼できる方にお任せしたい。あてはあるのですが……。本当に申し訳なく思うと同時にありがたいと思っています。

なので、子供の将来を考えたら、お金を貯めるのはもちろん重要ですが、自分が死んだ後の心配をしっかりとしておいて欲しいです。

ちょっと忙しくて更新が途絶えるかもしれませんが、次回は成年後見人制度についてお話ししたいと思いますので、興味がある方はぜひまたお越しくださいませ。

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