我が家の防災対策は娘中心!一般家庭よりかなり多め

日常&娘の様子

もう2023年も7月半ばを過ぎてしまいました。夏休みが終わると9月!9月といえば防災の日なので、今日は我が家の防災対策についての情報と悩みを共有したいと思います。

自閉症スペクトラム障害+重度知的障がいと防災

特別支援学校では定期的に防災訓練を行います。あらかじめ「今日は防災訓練をします」と子どもたちに話して行うケースもあれば、なにもいわずにベルがなって訓練が始まるケースもあるようです。

さらに時々かもしれませんが、地震を体験するための起震車を使って防災訓練を行ったり、火災が起こった場合の速やかな避難を行ったりもします。地震がきた場合のための歌を使って、地震がきた場合の身の守り方を学ぶケースもあるようです。

だんごむしの歌(これに似ています)
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=1U4ofEt2afw

非常に心強いですが、自閉症スペクトラム障害と重度の知的障害を抱える娘にとって、それが何を意味しているのかを深く理解するのは難しいはずです。さらに実際に地震がきた場合にその訓練が活かせるかどうかも定かではありません

だからこそ訓練は日常的に行う必要があるのかもしれませんね。実際にベルが鳴ったあとで放送で「四国地方に大きな地震が発生します。速やかに身を守ってください」(ちょっと違うかもしれないけど)など告知を行い、地震がくる場合のサイレンも鳴らします。

さすがにあのサイレンの音は子どもたちも恐ろしいと感じるらしく(よくできたサイレンですね)、小学生低学年のころの娘は泣き叫んでいました……。私は大笑いしてしまい保護者さんたちにドン引きされたけど(笑)

で、私が特に気になるのがどこで災害に遭遇するかです。

被災した場所によって安全度が大きく変わる

私は友人に日頃から「自宅で災害が起こって欲しくない」といっています。その理由が地形です。私たちが暮らす自宅周辺は海に非常に近い場所です。恐らく津波がきたらひとたまりもありません。そのためここで被災したくないのです。

避難場所は近くの学校で、その学校は山の上にあるため津波の被害から逃れられる可能性は高いです。しかし、問題はその場所までどのように行くのか?娘を促して速やかに逃げられるのか考えると、それは非常に難しくなります。

娘は反抗期でもあり、早く歩くのを嫌がります。私が焦って「早くして!早く逃げないと!」などとヒートアップすると、娘は面白がって歩くのすら止めてしまうでしょう。そこへ津波が襲ってきたらひとたまりもありません

車が使えればいいけれど、ほかの方も車を使って逃げようとするはずです。途中で渋滞してしまってそこに津波がこないとも限らないですよね。だから自宅で被災したくないわけです。最悪マンションの最上階に逃げることも考えていますけど……。

学校なら娘だけでも助かる可能性が高い

娘が通っている学校は海から遠い場所にあり、さらに3階建ての頑丈な建物です。なので万が一巨大な地震が襲ってきても建物さえ無事なら子どもたちの命も無事の可能性が高いです。津波がやってきて河川を逆流しても学校には届きません。

だから学校に行っているときに大きな地震や津波がきて欲しい(欲しいっていうのも変ですが)わけです。それに学校にはそれぞれの子どもが避難袋を置いていて、お菓子や水や救急セットなどを持っています。

なので3日間は生きられると思う。また、子どもたちだけではなく学校も備蓄していると思うので、それ以上救助に時間がかかったとしても生き伸びられると思います。そう!備蓄が問題なのです。

我が家の備蓄は娘中心に考えています

娘は私のように、なんでも仕方ないから食べるとか我慢するとかはできません。寒さは大丈夫かもしれないけど暑さには耐えられません。また、トイレも便は紙パンツでしかできないため、紙パンツがなかったら布パンツやズボンにしてしまいます。

衛生面で考えても非常に大変!だから我が家では紙パンツはもちろん、ごみ袋(臭いが逃げないやつ)や、お風呂に入れなくても大丈夫なようなウェットティッシュなどを大量に備蓄しています。それだけでもかなりの量です。

さらに飲み物にも困ります。なにせ水は飲めないのでお茶はもちろん、水に溶かして飲むタイプのジュースや乳酸菌飲料(カルピスの原液)などをできるだけ保管しています。もちろん定期的に入れ替えなければなりませんが、それも大変です。

また、食べ物も非常に悩んでいます。お米も白ご飯は食べられないため、味の付いたタイプの非常食(アルファ米)などを用意していたり、缶詰のお肉やお魚なども備蓄しています。さらにお菓子(3年や5年もつもの)も準備しています。

もうみなさん想像できると思いますが、かなりの量になってしまうのです。

これを持ち歩くのは絶対に無理!

いざ!というときにこれらを持って行こうとすると歩けません。車に積んでも積載量オーバーするかもしれない……。私の車は軽自動車ですので、これらを車に半分でも入れておこうとすると、サスがいかれてしまう。

だから我が家の備蓄品は一つの押入れに入れてあります。そしてその押入れにはピッタリと重なる大きさの板が用意されており、万が一大きな地震がきたらその板を押入れに打ち付けて逃げます。備蓄品はどれも頑丈なビニールに入れてあり水が入っても大丈夫!

もしも私が災害で命を落としても、ビニールの中には「私が取りに来なかったら、これを使って命をつないでください」と書いてあります。このように備蓄してあるので、死ななければ1カ月は人が4人暮らせます。

入れ替えが非常に大変なんだけど、もしものときに「用意しておけばよかった」とならないために、少しずつ買い足して入れ替えしています。ただ困るのが用意してある娘の服がピッチピチな件……。

短期間ででかくなりすぎや……。

ということで、今回は我が家の災害に対する考え方や備蓄についてお話ししました。皆様のご家庭ではどのように備蓄されているのか気になりますが、我が家は私が心配性なためにかなりものものしい状態になっています。

でも災害の備えって大事なので、ぜひ皆様もいざというときのために準備なさってくださいませ。

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