娘は病院が嫌いです。初めて入る建物も警戒してなかなか入ってくれません。何回か訪れて大丈夫だと判断すれば入れるようになるケースもあります。今回は病院嫌いに訓練が必要!といった話です。
病院が嫌いになった背景は学校だった
娘は特別支援学校に通っています。学校には保健室があって看護師さんが常駐しているらしいです。普通の学校も看護師さんいたような気がする……。
実はそれまで娘は病院でレントゲンも撮れたし、嫌がるけど聴診器もあてられました。でも小学校4年生ころから極端に病院を嫌うようになりました。
そして決定的なのが6年生になってからです。最初からいろいろと問題はありましたが、まさかこれほどひどくなるとは思ってもいませんでした。
※記事最後に保護者さまに向けてアンケートを用意しています。よろしければ回答していただけるとありがたいです。アンケートの結果は集計後にサイト内で公開するので、ぜひ皆様ご利用ください。
ケガをして病院に行ったときの激しい拒否
ケガをしたため病院に行ってくださいといわれ、病院に連れていったところ、いつも行っている病院だったのに激しく拒否し始めたのです。
レントゲンはもちろんダメだったし、結果的に診察不可能として拒否されてしまいました。結局薬をもらって帰ったのですが、なぜこんなに拒否が始まったのかわかりませんでした。
学校にその話をしたところ、どうも口が重いようでした。そこで「学校で何かあったのでしょうか?」と聞くと、「実は保健室で一度激しい拒否がありました」といいます。
どうも、耳や口の中の定期的な検査のときに、無理やり掴んで検査しようとしたらしいです。それが原因で激しく拒否するようになったようでした。
でも学校では学校の保健室が原因とは限りません。病院が嫌いなのかもしれませんといったので、「でも療育センターでは拒否はしませんよ」と話しました。
療育センターでは一度も嫌がることはしません。だから体重も身長もちゃんとに自ら測りますよ!と伝えると、しどろもどろになる始末。
学校に病院の訓練をするようお願いしました
今はいいと思います。しかし大人になっても病院嫌いだった場合、具合が悪くても治療ができません。治療ができないどころか、どうして具合が悪いのかも調べられないのです。
知的障害があるから、社会に貢献できないから死んだっていいのか?もしそれが本音であっても、最低限の治療くらいは受けさせてもらいたいです。
だからこそ学校で病院の訓練を授業に取り入れて欲しいとお願いしてみました。もちろん校長先生や教頭先生に直接お話ししましたが、予定はなさそうです。
学校は校長先生によってできることが違う
学校が原因で病院嫌いになったのがわかっているのに、学校では訓練はしてくれません。でも必要なことだと私は思っています。
いちいち全身麻酔をしなければ検査も治療もできないのか?それがかわいそうならそのまま死んでもいいのか?私はそれは違うと思います。
教育委員会や教育研究所に電話したとき、学校は校長先生の裁量で変わるのは否めません。だから校長の器次第だと思いますといわれました。
ちなみに学校では、SDGsを必死に行っています。確かに必要かなとは思いますが、それが命より大事なことだとは思いません。誰だって命の方が大事だと思う。
しかしこれがこの学校の校長の器なのだなと思い、あきらめているのが実情です。
自分の子供の将来を考えてみてください
もし、子供が病院が嫌いで建物に入れなかったら?治療ができなかったら?検査さえできずに死んでしまったら?自分の子供だったら耐えられるでしょうか?
知的障害で生まれたから仕方ないよね。そう思えるでしょうか。私にはきっと耐えられないなと思う。できることはしてあげたいです。
検査ができれば治療ができます。もう助からない病気ならそのまま痛みを消して死なせてあげたい。でも治療すれば元気になるなら治してあげたいです。
そのためにも、学校で病院の検査や診察の訓練をして欲しいです。障がいのレベルによっては理解できる子もいます。でもうちの子は理解ができず逃げてしまうのです。
だから訓練したいですね。訓練は絶対に必要だと思います。そうすれば病院で時間がかかりすぎて拒否されずに済みます。必要な治療が受けられるのです。
娘は役に立たないかもしれないけど私が頑張ります
私が生きている内はできることは何でもします。福祉でもボランティアでもなんでもしますし、働いて税金も払います。だから娘は普通に暮らして欲しいです。
娘のためなら死ぬまで税金を納めます。過去に会社経営していたときはびっくりするほどの税金を納めてました。その納めたお金と今から働くお金の一部を社会に貢献します。
だから病院の訓練をして欲しい。働きかけはしていきます。廃病院を借りて訓練ができないかと相談もしています。いつになるかわからないけど、いつかできるようになれば、これからの自閉ちゃんが快適に生きられるかもしれません。
娘は無理でも未来の子のためにはなると思います。だからぜひ特別支援学校の関係者の方々、病院の検査の訓練を授業に取り入れて欲しいです。