【スクールバス】見えない死角で起こった子供たちの危機

学校&デイ&施設

今回は、スクールバスを利用していて実際に起こった問題についてお話しします。今現在続いている問題なので、スクールバスを利用しているお子さんを持つ親御さんにもぜひ見て欲しいです。

特別支援学校ではスクールバスを利用している

娘の学校は遠い!居住区に支援学校があるわけではないので、どうしても遠くの学校に通う必要が出るわけですが、当然公共のバスや電車を利用できないので、スクールバスを利用するわけです。

スクールバスのバス停はどこでも良いというわけではなく、公共のバスのバス停がある場所ならどこでも良いと決まっています。うちの娘もバス通りまで私が毎日送っていきます。

もちろんバスが通らない場所で暮らしている方は、お子さんを毎日送り迎えしていますし、バスに乗れないというお子さんもいるので、そういう方もやっぱり車で毎日学校まで送り迎えしています。

私が1年生で入学してからずっと思っているのは、バスの中が密閉状態なので何があってもわからないことです。

スクールバスの中は密室なのでそれが不安

もちろんスクールバスには添乗員がいます。でも添乗員は2名しか乗っていません。これもかなり手厚いと思うかもしれませんが、バスは20人以上が乗れるサイズなので、2名でもつのかな?とは思います。

なぜなら、添乗員は支援学校の方ではなくてバス会社の方だからです。バスには重度の障害を抱える子もいれば、大人しい子ももちろんいます。でも多動の子や自傷他傷をする子も乗っているのです。

一人がパニックになれば、バスの中は騒然とした状態になってしまいます。小学生だけじゃなく中学生や高校生も乗っています。それなのに2人というのも大変だなと思うのですが、それ以上に怖いのが虐待です。

もちろん起こってはいけないことだけど、そんな起こってはならないことが起こってしまったのです。

なぜ今回の問題がこれほど不安なのか

この問題についてはとてもセンシティブな問題もあるので、ブログなどに記載して良いものかどうかは悩みますが、公開した方が良いと思ったのには理由があります。

それは特別支援学校の子どもたちの将来に関係してくるからです。実はこの問題の発端は企業の障害者枠が絡んでいるからです。問題となっているのは添乗員の男性が障害者枠で就職しているからですね。

これも普通に考えたらダメだろう!と思うのですが、障害を持つ児童の乗っているスクールバスの添乗員に、障害者枠で就職した人を当てるってどうなのか?

男性なだけに、他の添乗員も怖くて注意ができないのではないか?という点も不安です。そして何よりも「障碍者を雇うのは問題がある」と取られる点です。

普通障害児童を育てている親は、同じように障害を抱えている方にはある程度の理解ができます。それでもこれはダメだろうという事が起こったわけです。

具体的に何があったのか?

その男性は、子供たちに暴言を言っていることが判明しました。暴言を聞いたのは親御さんではなく、デイサービスの先生ったのですが、もちろん私の娘もその中に含まれていました。

娘は多動なところがあるので、バスの中で立ち上がったりしたそうです。それを下の名前を呼び捨てにして「○○!座ってろっ!」と怒鳴ったらしいのです。

もちろん娘にだけではなく、他のお子さん(女子でも男子でも)にも怒鳴り散らしているようなのです。実際に目にした先生が「何?」と言うと、パッとやめるそうです。

なので、彼はこれはいけない事だとわかっていてやっているわけです。しかもバスの中は密室状態で監視カメラが付いているわけではありません。もしかしたら体罰をしている可能性も否定できないのです。

たまにお母さん同士で「子供の腕や足にあざが出来ている」という話も耳にします。うちの子にもありました。学校に聞いてもデイでもわからないとのことでした。

もちろん写真を撮ってありますので、証拠として出すこともできます。他のお母さんも同様に撮影している方もいるようです。

こんなときはどこに相談すべきなのか?

私の場合はケアマネージャーさんにすぐに連絡をしました。とても良くしてくださるケアマネージャーさんで、様々なことを相談しています。親身になってくださるので本当に助かっています。

この方に相談してみたところ、学校にまずは連絡すべきであるとのお話でした。確かに私も直接バス会社に電話するのは避けたいなと思っていました。

なぜなら、そんな事をして娘に何かされたら嫌だからです。娘は言葉が出ないので、やられても泣くだけで終わりです。それにもし体罰などされたら今度は私が黙っていられません。

同じ事を絶対にしてやりたくなります。それは社会人としてどうなの?というのがわかっているからやらないけど、人は腹が立ったらやるかもしれません。相手が喋れないならなおさらです。

だから学校へ相談しました。学校から話していただいた方が角が立たないからです。

障害者枠を守る意味もあります!

障害者を雇ったらこういう問題が起こるかもしれない。という例にしたくはありませんでした。その男性添乗員の親御さんも、ようやく息子が障害を抱えつつも就職したわけです。嬉しかったはず。

それが障害児童を怒鳴り散らしていたという理由でクビになってしまったら?それも忍びないです。それに今後の障害を持つ方の就職にも影響するでしょう。これが最も怖いですね。

娘は重度の知的障害なので、就職は無理だというのはわかっています。でも軽度のお子さんは話すこともできるし、就職だって結婚だってできるでしょう。その子たちの道を断つのもどうかと思う。

だから慎重に話を進めていかなくてはならないわけです。そう私は考えて行動してみました。これからどうなるのかわかりませんが、新しく入学するお子さんのためにも、良い環境になってくれるとありがたいです。

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