自閉症スペクトラム障害+知的障がいの子の反抗期

日常&娘の様子

娘は自閉症スペクトラム障害と重度の知的障がい(最重度)を抱えてこの世に生を受けました。本当にごめん(涙)と思っていますが、今回はそんな娘の反抗期について詳しくお話していこうと思っています。

反抗期が始まったのは小学6年生になってから

今年から中学部に進学した娘の反抗期が始まったのは小学6年生の頃からでした。それまでもいやいやはありましたけど、本当に突然いやいやではなくて「いやだ!」という拒否と、行動に出てきたのが6年生でした。

それまでは「こっちにきて」と呼ぶと、スッと立ち上がって来たのに全く動こうとしません。何度呼んでも知らんふりを決め込んで、こちらの方がイライラしてしまうくらいです。

また、来ないだけではなく暴力的にもなってきました。壁をドンと叩いて不快感を表したり、飛んで頭に来ている!と表現するようにもなりました。原因がわからなくて一時期私の方が不安定になったくらいでした。

大人しかった娘の反抗期の行動はエスカレート

6年生までは呼んでも来ないとか壁をドンと叩く、嫌なことがあるとジャンプしてアピールするだけでしたが、中学生になったらさらに行動がエスカレートしてきました。その一つが車から降りないといったものです。

お出かけをしたあと自宅に戻ってドアを開けても出てきません。何をしても脅しても怒っても出てこないわけです。怒るとニヤニヤして馬鹿にされているのでは?と思うような行動に出ます。

最長で5時間も車から降りなかったのには参りました。手を引いても何をしても突っぱねて出てこないので、一度は車に置いたまま遠くで様子を見たこともあります。でも全く気にする様子もなく車で過ごしていました。

いや……。熱中症になるがな……。と思うけど、本人としては自分の意思を通せたのが嬉しかったのかもしれません。

どうしても出ないので思いっきり引きずり出す!

それは冬場なら問題ないかもしれませんが、もう暑くなってきたので命に関わります。そこで、とうとう痺れを切らした私は思いっきり引っ張りだすことにしました。娘の体重が70キロを超えていようとお構いなし!

力自慢の私はいとも簡単に引きずり出して車から降ろしました。その時の娘は相当ビックリしたようで、私の車に籠城することは二度としなくなりました。

しかし、デイサービスでは無理やり引っ張り出すのはできません。電話がかかってきて「○○さんが車から降りてくれないのでお願いします」となるわけです。

もちろん容赦なく引きずり出します。今でも時々は出てこないときもあるようですが、私を呼ばれては困ると思うのか、リスパダールの量が増えたためか、問題行動は少なくなったようです。

歩くときも自分のペースを作りたがる

娘は今まで親の言いなりだったため、自分のペースで大人が動くのが楽しいのかもしれません。歩くときにも自分がペースを決めたがり、歩くように促しても一歩も歩こうとしません。

朝はスクールバスに乗るのですが、バス停に行くのにも自分のペースで歩きたがります。余裕があるときは別にいいけど急いでいるときにはイライラしてしまうのです。

成長とともに自宅で壁ドンと自傷行為が激しくなった

壁をドンと叩いたり頭を打ち付けるなどの行動が出たのも中学生になってからです。音が大きいのと板の壁なので痛くないので、頻繁に繰り返し音を出します。大きな音が出れば私がすぐに来るのも学習したのでしょう。

でもそれが夜も朝も明け方もやるので、コンクリートの壁の部屋にベッドを運ぶと収まりました。ですがこれ以上行動がエスカレートする前に、主治医に相談してリスパダールの量を増やしてもらうと、不穏なども収まってきました。

もちろん何か不満があるからそういった行動を起こすので、私もなるべく遊んであげたりお話をしたりするようになりました。これも良かったのかもしれませんが、徐々に収まるようになったのでホッとしているところです。

今はある程度落ち着いてきました

我が家は高齢者の介護が忙しすぎて、小さい頃から娘に我慢をさせてきました。高齢者は口では「悪いね」というけれど、でもやってもらわないと困るといいます。早く何とかしたいけどどうにもなりません。

だからある程度高齢者にも理解してもらって、子どもを優先に考えてもらいたいと伝え、娘との時間を増やしていこうと工夫をしています。もちろんこれまでの時間を取り戻すのは無理なので、できるだけ努力をしていこうと思います。

問題行動や自傷行為が激しい場合は、小児精神科や療育センターなどを受診して、リスパダールやエビリファイなどの処方をしてもらうのもおすすめです。予約が必要なのでまずは電話をしてみてください。

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