音に敏感なくせしてリトミック本が大好きだから不思議

日常&娘の様子

おはようございます。本日もご訪問いただきありがとうございます。今日は娘が大好きなリトミック本と娘の特徴についてお話しします。ぜひ最後までお付き合いください。

自閉症スペクトラム障害の娘は耳が超敏感

小さいころから音に敏感な娘(12歳)は、小学4年生のときに大きな声を出すお友達が転入して以来、授業中は遠くを見つめてぼーっとするようになりました。さらにイライラするせいか、自傷行為や大きな声を出すようになったのです。

そこで学校の先生の提案で、イヤーマフを購入して使わせてみました。イヤーマフは工事現場などで使用する耳栓のようなもので、必要な声などだけは小さくハッキリ聞こえる仕組みとなっています。

実際に娘にイヤーマフを使わせてみると、嫌がるどころか音が静かになったおかげで元気を取り戻し、学校に登校するとすぐにイヤーマフを自らつけるくらいお気に入りになりました。そんな娘が好きなおもちゃが『リトミック本』です。

リトミック本とは?

リトミック本はボタンが付いていて、ボタンを押すと音楽や歌が流れるおもちゃです。知育玩具のような感じかな?幼稚園児などが楽しむためのおもちゃですね。収録されている曲は意外と多く、1冊のリトミック本に22曲収録されています。

出版しているのは1社ではありません。娘が持っているリトミック本は出版元が違い、今は2冊だけ自宅に持っています。これも学校で年末にプレゼントしてくれたものなので、とても助かっています。

↓リトミック本はこんな本です↓

これの33巻を持っています。収録されている曲は以下の通り!

アイアイ・アルプスいちまんじゃく・いぬのおまわりさん・うれしいひなまつり・おしょうがつ・おつかいありさん・おどるポンポコリン・かえるのがっしょう・グーチョキパーでなにつくろう・げんこつやまのたぬきさん・こいのぼり・さんぽ・しゃぼんだま・ずいずいずっころばし・ぞうさん・たなばたさま・ちょうちょう・てのひらをたいように・てをたたきましょう・とけいのうた・どんぐりころころ・もりのくまさん

耳が敏感なのに大音量でノンストップ

どれも童謡や子どもが大好きなアニメの曲などですが、こんな感じのかわいい曲がたくさん収録されているので、娘もお気に入りの曲を聞いて夜の時間を過ごしています。

でも問題はノンストップでリピートを繰り返すことです。このリトミック本はうたが収録されているのですが、カラオケもできるようになっています。本来なら娘は歌が入っているのが好みではないはずなのに、うたが入っている状態でノンストップです。

さらにこの本は音量が調節できるものなのですが、娘はいつも大音量で音楽を流しているのですね。耳敏感なはずじゃないんかな?といっつも疑問に思ってしまう……。

それともう一つ、この本のボタンは1回押すと音楽が流れます。もう1回押すと音楽が止まります。娘はそれを知っていて何度も何度もイントロだけを繰り返し鳴らすこともあるのですが、まさにDJのような素早さでイントロのみをリピートするのです。

リフレインが止まらない現象で苦しむ私

勝手にリフレインで苦しんでいるのは私ですが、娘はニヤニヤしているので確信犯です。その曲は「どんぐりころころ」。

どんぐりころころのイントロは「ぼっちゃんいっしょにあそびましょ」の部分です。これを延々と娘は繰り返し流します。娘はただそのフレーズが好きなのかもしれませんが、私の頭の中では独自の解釈で「日清製粉唐揚げ粉」にしか聞こえません。

あ~~~~!もうやめてっ!日清製粉唐揚げ粉で頭がいっぱいだぁ!!

苦しむ私を見て娘は楽しそうにどんぐりころころのイントロを繰り返している……。そんな姿を見ると、もしかしたら知的障がいではないのでは?とか考えてしまうあほな私ですが、さらに私を苦しめる遊びを開発した娘!

キラキラした目にひっかかる私もわたし!

娘が私を見ながら大好きな曲のボタンを押します。そんなときの娘の目はキラキラと輝いていて、私の頭は勝手に「娘が私に歌を歌って欲しがっている!」と思ってしまうので、イントロが終わったら歌を歌い始めます。

すると、娘はすぐにストップして再びイントロを流すのです。また私が歌い始めるとストップ……。歌うのが嫌なのかな?と思って娘を見ると、娘は楽しそうに私を見て「うたっていいよ!」とニコニコしています。

指はボタンから離れている……。なんだやっぱり歌って欲しいのか!と思って歌い始めると止めて、くすくすと笑っているのです。つい私は

ドリフのコントじゃないんだし!やめとけ!

とツッコミを入れて二人で笑うのでした。重度の知的障がいって本当なのかな?と、こんなときは疑ってしまうバカ親の私でした。

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